粘着テープの構造・なぜくっつくのか
テープが相手にくっつくには、実は3つの要素が重要になります。テープの選定や使い方の参考に。
テープに関するお悩みを解決します、ハルイチの特集・お役立ち情報。こんなお悩みがありませんか?
今回のテーマは「段ボールに貼ったテープがはがれてしまう」。テープの特性や貼り方に注意を払えば解決できますので具体的にご紹介しましょう。
ハルイチ・コールセンターに寄せられる問い合わせの中で、比較的多いご相談が、
箱詰めした在庫製品をいざ出荷する際に起きる、
段ボールに貼ったテープがはがれてしまうことへのお悩みです。
単に粘着力が高いテープを使えば解決するのか?
大量に使うので粘着力が高くても高価なテープは使えない…
そんなお悩みを解決する方法をご紹介してまいりましょう。
段ボールのフタが開こうとするのを止めるのがテープの役目。フタを止める力は、貼るテープの表面積が鍵になります。
箱のサイズ・重量に合せ細過ぎないテープを使い、箱の妻面の折り返し長さを十分にとる(目安はテープの幅:50㎜以上)ことがポイントです。
フタの合わせ部に沿って、まっすぐに貼ることも重要です。
段ボールの表面は、微細な凹凸になっています。
貼った後、テープの上からなでる(感圧する)ことにより、段ボール表面の凹凸と粘着剤がしっかりなじみます。
この作業1つで、段ボールシール性が格段に変わります。
その際、段ボール表面やテープの糊面に粉などの異物をなるべく除去することも重要です。
フタ(フラップ)の寸法が大き過ぎる・小さ過ぎる、フタどうしの切れ目の間隔が狭過ぎると、フタが開こうとする反発力が増大します。
また、内容物を入れ過ぎて箱が膨らんだり、逆に少な過ぎて内容物が転がることも、テープがはがれる原因になります。
段ボールを再利用したい!「通い箱」として繰り返し使用する場合には、逆にテープがキレイにはがせることが必要になります。
紙素材の段ボールでは、貼ったあと時間が経つにつれ表面になじみ、はがしにくく、無理にはがすと表面(紙)ごとはがしてしまいます。
「通い」で使う場合には、あらかじめ広幅のOPPテープを貼っておき、その上から梱包用にテープを貼ることをお勧めします。
フタ(フラップ)部分の補強にもなります。
いかがでしたか。
「段ボールに貼ったテープがはがれてしまう」というお悩みは、テープの貼り方に気を配るだけで、だいぶ解消されます。
それでも、「はがれやすい」「悩みが解決できない」という方には、使う条件に合わせたテープ選びをご提案します。
例えば、テープは温度によって粘着力や耐久性が変化する傾向があります。粘着剤は低温では固くなり、高温で柔らかくなります。
その為、段ボールに貼ったテープが冬場にはがれたり、夏場の倉庫保管時にはがれることがあります。
ハルイチでは、冬場の倉庫などの低温環境でも比較的よくつくタイプや、夏場の倉庫における高温保管に強いタイプを揃えています。
お客様の梱包作業時・貼り付け後の保管時の条件により、最適なテープをご紹介致します。是非、ご相談ください。
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